同じような言葉が溢れる時代は実はチャンス
こんにちは冨永のむ子です。
「誰かが書いたような記事を、誰かがまた書いている?」 デジャブなのか記憶力の低下なのか、その両方なのか・・・、
ChatGPTをはじめとするAIが広まり、SNSやブログでは大量のコンテンツが量産されるようになりました。
なんだか似たような言葉だらけで気持ち悪いと感じるのは私だけじゃないと思います。
気持ち悪いを平気で言ってしまうのは私だけかもしれませんが(笑)
のっぺらぼうのような言葉の羅列。ノウハウのつぎはぎ、歯の浮くような常套句。そこにエネルギーが感じられないんですよね。
AIの普及によって一気に世間の情報量が増え、以前よりも人が集まりにくくなっている中で、気持ち悪い発信の洪水だらけでそこに気が付いた方はAIに違和感を感じるでしょうし、発信が苦手な方は、さらに苦手意識が増してしまうかもしれません。
でも大丈夫、むしろチャンスかもしれません。
あなたは“自分の言葉で語ること”の価値をわかっているから!
「AIは敵」だと感じてしまうのはエネルギーが宿っていない文章があふれているから
AIを使いこなせていない人の多くは、「AIに頼ったら自分の個性がなくなる」と思っています。それは巷にあふれるAIで作られた発信にエネルギーがないから。誰かの言葉を借りただけの文章だと、あなたの想いは伝わらない、だって言葉にエネルギーが乗らないから。
でも、それはAIの問題ではありません。なんとかとハサミは使いようと言うじゃないですか。すべては使い手しだいです。
問題は、書き手の“意志”がそこにないこと。意志こそが、まさにエネルギーでしょ。
自動演奏のミスタッチ一つないピアノと、フジコヘミングさんの ミスタッチありながらも劇場的で心が揺さぶられるピアノ。その違いはエネルギーの有無。彼女自身が音に乗っているからですよね。
「何を伝えたいのか」「誰に届けたいのか」その意志が曖昧なまま、AIに丸投げしてしたら、そりゃあぺらっぺらな言葉しか出てこないのは当然。
でも、AIの文章を気持ち悪いと感じられるあなたなら、そんなあなたには想いがあるはず。だから大丈夫です
AIは「自分の意志」を持つ人を味方する
実は、AIはとても優秀な“右腕”になります。それは使いこなすあなたしだい。大事なのは「ディレクション力」意志を持って指示を出せるかどうかです。
少し私の経験を話すと、私は大学を卒業して新卒でリクルートに入社し、10年間求人広告のディレクターの仕事をしていました。
新人の頃は、ディレクションの仕方が全くわからず、ただライターさんに丸投げ。彼等の力量におんぶに抱っこ状態。
あがってきた原稿を見ても、文章に対して何の判断もできませんでした。
今思うと、そこにわたしがいなかったんですね。私のエネルギーが一切のっていない。
「わからなくても何か言え、そこにお前の意志を入れろ」と指導していただいた記憶があります。何か言おうとすると、そこには自分なりの考えや想いが必要。考えや想いを抱くようになってくるとあがってきた原稿の判断や、よりよい案にする考えなどが自然に出てくるようになりました、それをまたライターさんにフィードバックして原稿がブラッシュアップされていく・・・。自分が書かなくても、自分のエネルギーを乗せる体験はそこでさせてもらいました。
AIとの付き合い方、実は全く同じだなと思います。
AIにお任せではなくて、自分が誰に何をどう伝えたいのか、その意図や意志を持てば、自分のエネルギーを乗せることができます。しかも自分の中にはない語彙や視点に気づかせてもらえる。視野が広くなる。
やりとりを通して<魂をこめる>
大事なのはやりとりの最中に意志を示すこと、それがエネルギーを乗せる作業。俗に言う<魂をこめる>ってやつ。
古臭いと思うかもしれないけれど、ロボットみたいな発信が増える一方で人肌のある自分らしい発信に光が当たるはずで、それはAIを使いこなすことで可能になります。
この記事も実はAIさんとのコラボで書いていますが、あがってきた内容に対してやりとりを何度もしています。
あがってきた記事に対して、例えば
ここはおもしろいけど、ここはNG ○○な観点で書き直してみて
とか
この切り口は浅いからもうちょっと深く考えてみて・・例えば○○な考え方を入れて・・・
いったやりとりを何回か繰り返しています。○○の部分は、私のアイデアとか想いとか具体例とか。
その上で、あがってきた内容について、最後は自分が仕上げます。私の場合は大幅に加筆する。
ちなみに、このブロックの文章は、AIではなく私が書き足しています。
AIが作ってくれた下地にそって、私なりの想いや事例を書き足していった感じ。
これ全部を自分だけで書くと、1時間以上、へたしたら3時間くらいかかると思いますが、
AIに基礎工事をしてもらった上で加筆しているので、30分程度です。(これからさらに加筆しなければ・・笑)
あなたが明確な意志と視点を持っていれば、AIはそれを加速させ、広げ、整える力があるのです。

逆にいえば、意志を持たないとAIは使いこなせない。使いこなすどころか、自分の感性を麻痺させてしまう危険がある。
だからこそ、AIをうまく使いこなしたいなら、まずやるべきことはただ一つ。
「自分を整えること」です。
いつも同じことしか言ってない感じだけど、畑を耕さなければ、出るべき芽は出ませんから・・
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あなたの中にある“軸”を太くする
自分の中の軸が明確であれば、AIにどんな投げかけをすればいいかは自然に出てきます。
「私はこういう人に、こういう言葉で、こういう未来を届けたい」
そんな指針があれば、AIはそれを支える有能なライターの役目をはたしてくれます。
だから繰り返すけれどAIを使う以前に、「自分を整えること」「言葉の源泉を耕すこと」が必要なのです。
言葉にエネルギーを乗せる3つの方法
AI時代に求められるのは、「速さ」や「量」ではなく、言葉に宿るエネルギー。
それは、あなた自身の“意志”と“視点”が込められたときに、自然ににじみ出てくるもの。
じゃあどうしたら、言葉にエネルギーが乗るのか?
上でお伝えしたように、自分なりの想いをもってやりとりをしていくこと。
だけだと抽象的なので、今日からできて、すぐに手応えがある、実践的な3つの方法をご紹介します。
- 1|書く前に「誰に向けて?」と問いかける
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SNSでもブログでも、なんとなく書き出すのではなく書く前に自分のマインドをセットしよう。セットって何に? それは「魂の読み手に」
あなたは誰のために何のためにその発信をするのか。あなたの発信に共鳴して欲しいのは誰なのか。自分に問いかけてあげましょう。
その問いがあるだけで、言葉のトーンが変わります。
PCのむこうの相手のエネルギーを感じる、それだけで言葉に重みと熱が宿り始めます。 - 2|好きな言葉を呼び水にする
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言葉は言葉を呼びます。私が主催している自分の神話塾、自分の神話で起業する塾で、自分のパーソナルクレドを自動書記する時には、先輩塾生のパーソナルクレドをあらかじめ読んでもらって、呼び水にしています。パーソナルクレドの自動書記率はなんと100%。文章を書くことが好きな人、得意な人だけでなく、書くことが苦手な人も含めて、全員が自分の言葉で自分の人生の目的を言語化することに成功しています。これは言葉の呼び水の力も大きいのです。
あなたが何を書いていいかわからなくなったら、本を手に取ったり、スマホの中の好きな言葉を拾って、それを手書きで目の前の紙に書いてみてください。
繰り返します、言葉は言葉を呼びます。
あなたが好きで心が震える言葉は、あなたのエネルギーを解き放つ力をくれるのです。これ、騙されたと思ってやってみてください。
ポイントは、AIだけでなくスマホやパソコンも脇に置き、あえて紙とペンを手に取り、手書きすること。自分の思考があなたの手を通して外に出す。書き出した文字は、あなたのエネルギーを運ぶ「文字霊」になるのです。3|“誰かに話しているつもり”で書く
書こうとすると構えてしまう人は、話しているつもりで言葉を出すのもおすすめです。目の前の、身近な人に話しかけるように書けばいいのです。話が拡散したら、話を戻しますね、と書けばいい。
私のブログはそんな言葉だらけですが、読みやすいですと言っていただくことが多いです。
言葉は「書くもの」ではなく、「届けるもの」。旨い文章を書くより、たどたどしいくらいの方が伝わる。
卒業式などで、想いのこもらない来賓の文法は完璧の言葉よりも、半分こみあげながら不慣れな壇上から語り掛けてくれるPTAのおじさんの励ましの言葉の方が、10年後、20年後も心に残ります(体験あり)
大勢の前で話そうとすると緊張する方は、大切な一人の人に対して話しかけてるつもりで書いてみてください。体の中から自然に湧いてくる言葉が変わってくるかもしれません。
どれも今日からできて、すぐに違いを感じられる方法です。
小手先のテクニックではなく、あなたという“媒体”を通して言葉が生きはじめます。

AI時代は、使命を生きるあなたのための時代です。
私は、自分にしかできないサポートの専門家です。AIの普及で、誰がやっても同じ仕事は淘汰されていきますよね。
ということは、誰がしても同じ発信も同じように淘汰されていきます。大事なのはその発信者がナニモノなのかです。
自分らしく生きたい、生まれ持った使命を果たしたい、そんなあなたのための時代というか、AIの普及は、あなたとって応援でしかありません。楽しみですね。
自分の仕事に誇りやこだわりがあるからこそ、AIに抵抗があるあなた、ぜひエネルギーの載せ方を身に着けてくださいね。
私がAIを使う時、どんな投げかけをしているかや、あがってきた文章に対して具体的にどんな言葉で何を伝えるか、加筆を自動書記状態で、湧いてくるままに加筆する方法、自分はナニモノかを知る方法、などなど、AI時代に自分らしく生きる具体的な方法を知りたい方は、ぜひ無料のメルマガもチェックしてくださいね。
お読みくださってありがとうございます。
感謝をこめて 冨永のむ子