株式会社パーソナルクレド舎

偶然から幸運をつかみ取る能力【Serendip】

偶然から幸運をつかみ取る能力【Serendip】

Feb 5, 2021

9月11日ですね。 2013.9.11の過去記事です。
 
あれから12年が立ちました。

直接的に影響があった方は、少ないかもしれません。
 
 
けれど、あのできごとが、あなたの運命を大きく動かしているかもしれません。
というのは、まさに12年前のあの事件があったからこそ、
私は今こうしているとしか、思えないからなのですが・・・。
 
私たち夫婦は、2001年の11月に結婚しました。
 
新婚旅行はカリブ海に行くはずでしたが、9.11の影響で、ニューヨーク経由の旅は、とん挫し、スリランカへ行くことに。
当時内戦の影響もあり、
日本には観光ツアーどころか情報そのものが殆ど無かったスリランカは、
父の親友が駐在しているというご縁からでした。
「スリランカってどんなとこよ?」と乗り気ではないまま、モルディブ経由ということで、
まあ、行ってやるか、みたいな不遜な態度で臨みましたが・・・。
インド洋の真珠と言われるその小さな島国の自然や文化、
リゾート建築の父と言われる、ジェフリー・バワの建物に魅せられ・・、
 
そして、その国で、孤児院の子供が作っていて、しかも、品質もデザインも素晴らしいファブリックに出逢い、
スリランカに足を運ぶようになりました。
 
リクルートでの未来に閉塞感を抱いていた時で、
 
「自分にしかできないことがしたい」という想いにかられるようになっていた時、
その流れで、輸入雑貨屋をやる話が浮上し、
 
それが、本当に私にできないことなのかどうかを自らに問う隙を与える間もなく、
 
すがるような想いで、その話に飛びつき、リクルートを辞め、ビジネスを立ち上げようと、現地に赴いていたのでした。
(妊娠5か月でした・・・。)
 
スリランカ雑貨屋の話は私の魂の計画の中の、通過点だったようで、
妊娠や出産や、その計画の挫折など、あちこちに書き散らかしている流れになるのですが、
 
その全ては、12年前の今日の、あの事件がきっかけだったと思うと、
運命やご縁の、複雑さと、そして完璧な計らいに、
畏怖の念を抱かずにはいられない。

スリランカ パラダイスロード

スリランカのパラダイスロードカフェで 妊娠5月の時に出かけてバカ女の私ですが・・・
 
と、私の話ばかりになっちゃったけれど、
 
12年前の今日、天に召されたたくさんの命と引き換えに
私は生かされていると心から思うのです。
そして、それはあなたにも、当てはまるかもしれません。
直接何かが変わったり、何かを受け取ることが無かったとしても、
 
あの日、どこかの誰かの何かが変わり、それがあなたにギフトをもたした。
そんなことが無いとは、誰も言えないのではないかと思うのです。
 
ちなみに、私が立ち上げようとしていた店の名は、Serendip、でした。
シンクロニシティと同じく、
最近使われるようになった、セレンディピティ、Serendipity
(偶然から幸運をつかみ取る能力)の語源は、
 
 
 
実はスリランカの古語、「セイロン」から。
 
 
偶然に発見したその美しさに感動した異邦人が、訛ってセレンディップと発音したところからと言われています。
 
 
私たちの頭上には、毎分、毎秒、
 
大いなる何かに導かれて、たくさんの「偶然」という名のギフトが降り注いでいます。
偶然という名の贈り物を大切に受け取ろうと決め、
魂の声に耳を傾けて進んでいきさえすれば、運命は自然に流れていくのですよね。
 
 
目に見える華やかな人間が作った後押しももちろんありがたいけれど、
 
人類にはいかんともしがたい目に見えないところで、
私たちの経済活動や幸運の流れを後押ししてくれるものが、たくさんあるのですよね。
 
 
そして、実は、その目に見えない大きな力・・、
全体意識とか、宇宙エネルギーとか、愛とか、光とか、神とか、Someting Greatとか、
呼び方や解釈はそれぞれですが、
 
その大きな力を受け取り、活かして、流れに乗せていくのは、
他ならぬ 自分自身の意識・・・。
 
その流れに明け渡したら、
 
 
お金だけの成功でもなく、心だけでもなく、
本当に必要なものが全て与えられる真の自己実現を果たせるんですよね。
 
IMG_5387
 
サロンにある椅子も、BAWA建築に目覚めた時に覚えていたものが、めぐりめぐってインドからやってきたりして・・。
 
 
そんな生き方のことを自分の神話と呼んでいます。
 
 
人生を大いなる宇宙の流れに乗せるために具体的に何をどうしたらいいか、
こうした形でお伝えしておりますが、
 
 
どうしても文字でお伝えしきれない部分や、そのつもりになった方のために、
 
 
 
 
「自分にしかできないことを見つけなきゃ!」と焦っていた時には、まったく見つけられなかったのに、
 
思い通りにコントロールすることをやめて、
偶然という名の必然の流れに沿うようになったら、
 
気が付いたら自然に、自分のお役目、天命ともいうべきものにたどり着くことができました。
 
 
9.11で天に召されたたくさんの方にご冥福をお祈りしながら、
こうして生かされていることに感謝し、自分のお役目を果たして行きたいと思います。
 
 
何もかも、こうして読んでくださっているみなさん
イベントなどにご参加くださっているみなさま、
 
 
そして、みなさんの周りのご家族や、同僚、関わる全ての方々、
つまり、地球にいる全ての命のおかげですね☆
 
本当にありがとうございます。
 
感謝をこめて。
 
冨永のむ子