こんにちは 冨永ひろしです。
今回は、理性や感性の違いと、
思考の特徴と発生の仕方をみていきます。
ポイントは、
思考が存在しているということを
意識してみることです。
効率良く仕事をしていく、計画を立てる等、
思考を使って考えたりすることはかまいませんが、
思考に必要以上に支配されなくてもいいということです。
そのためには思考の働きや特徴を知っておくといいと思いますので、
思考の存在について
理性と感性の側からみていきたいと思います。
まずは理性の側からみていきます。
理性が優位な状態だと思考が活躍しだします。
AかBか選択肢があり、
悩んだ末にAに決めた。
その後でやはりBにしておけばよかったと後悔するかもしれません。
思考は「ほーら、Bを選んでおけば良かったのに。お前の判断ミスだな」などと
ささやきかけてきます。
このように思考が働きかけているのだという事を意識してみることです。
思考がどういう風に働きかけているのかもう少し詳しくみていきましょう。
思考の得意技は例えば
<現状への抵抗や否定><甘えに対する後悔>などがあります。
それぞれについて見ていきましょう。
<現状への抵抗や否定>
「金持ちになりたい」「幸せになりたい」
「もっと人から好かれたい」など「こうしたい」のにできていない、
「こうなりたい」のになれていない状態・・・
例えば、そこそこ収入があるのに、もっと金持ちになりたいという想いがわくのは、
現状への抵抗と否定なのです。
そして思考は、問題が発生すると、
ストーリーを次から次につくり始めます。
そのストーリーを展開していく中で、
問題は段々と大きくなりずっと続くのではないかという気がします。
でもはたして
問題は永遠に続くのでしょうか?
諸行無常の法則で、問題は生まれては消えるのです。
あなたは半年前の問題を覚えているでしょうか?
おそらく覚えていないでしょう。
ずっと続くと思っていた自分の中での大きな問題もそんなものなのです。
問題を今解決しないと幸せになれないと思わされているだけなのです。
<甘えに対する後悔>
例えば、朝早起きして何かをしようと決めていて、しかし朝眠気に負けて寝坊してしまった時。
やってしまったという感覚。甘えに負けたと後悔がわきませんか?
こんな自分は嫌だと思うかもしれません。
こういう時は、思考が「ほーらまたやってしまった。自分に甘い。」とささやいているのです。
そうすると甘えているからダメなのだと自分に劣をつけてしまいます。
また繰り返すと、よりいっぱい自分に劣をつけてしまいます。
そうでは無くて、
「寝坊したことは、ただ完璧に正しくそうなってしまった。」と捉えてみることもできます。
いくら悔やんでも過去を修正することはできません。
その時点で寝坊がただ起きただけなのです。だから次回気をつければいいのです。
自分を必要以上に否定しなくていいのです。
思考がささやいているなと、ただ観て気づいてあげてください。
そうすると思考は大人しくなります。
次は感性の側からみていきます。
感性が優位になってくると、
否定では無く、肯定、受け入れるということできてきます。
自分で選んで決めて何か物事が起きた。
これは自分が起こしたように見えますが、実は錯覚なのです。
神様、仏様や宇宙の力により、想像されたのです。
完璧に正しく起こしてくれたのです。
例えば、電車に乗り遅れて、約束の時間に遅れる。
これも神様や仏様が正しく起こしてくれたということです。
また喧嘩をした時、自分も相手もなんでこんなにひどいことを言うのだろう。と思ったとします。
これはその人が持って生まれたDNAや、
育ってきた環境や、今までの経験によって生じた反応や感情。
だから自分や相手が悪いわけでは無いのです。
「怒りの感情が、ただでているのだな」と観てみましょう。自分や相手を否定しなくていいのです。
感性が豊かになってくると思考が大人しくなってきます。
思考を撃退するのにおすすめなのは
<足るを知る><ありのままの自分を肯定する>
<心地よさを味わう>などがあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
<足るを知る>
もう十分足りているという事を知るということです。
思考が活躍しだすと、
「もっと収入を」「もっと幸せになりたい」と「もっともっと病」にかかります。
思考は「足りない。足りない。」と囁いてきます。
足らないから「もっと」となると、引き寄せの法則(※注)により
足りない状況が未来に反映され、ずっとその状況が続きます。
幸せを、未来に求めるのでは無く、今この瞬間に目を向けるのです。
この瞬間に十分に存在している幸せな感覚に気づくことです。
そうするともう十分足りている、幸せという感覚が、
引き寄せの法則(※)により、未来に反映されていき、より幸せな感覚になっていきます。
<ありのままの自分を肯定する>
もうひとつは、そのままの自分にOKをだすということです。
例えばプラス思考でいることがいいに決まっていますが、
マイナス思考の人がプラス思考に変えようとしても難しいです。
中々変われないので自己嫌悪に陥ったりします。
大多数の人はマイナス思考です。
マイナス思考だから悪いのでは無く、それでいいのです。
ですから、そのままの自分でいいとOKしてみてください。
自己肯定とは、無理に素晴らしいと思い込もうとすることではなく、ただOKとすることです。
またマイナスにとらわれる時もあるでしょう、でもそれもありのままです。そのたびにOKしていってください。
そうすると心の中で望んでいるように変化していきます。
自動的にプラス思考になっていきます。
「そのままの自分でいいのだ」は究極のプラス思考なのです。
<心地よさを味わう>
心地よさを味わうのに罪悪感を感じることあるかもしれませんが、
心地よさを味わうのは投資と考えてみてください。
瞑想をする。温泉につかる。など
自分が心地いいなと感じることをどんどんやってみてください。
心地よさを味わっていると、今ここにある幸せを感じやすくなるのです。
また仕事が煮詰まって来た時、散歩をしてみたり、
休憩してコーヒーでも味わってみてください。
ざわざわした気持ちでは物事はうまくいきづらいのです。
心地よさを味わい静かな気持ちになった方が物事うまくいきます。
まとめると、
思考は、現状への否定や抵抗が得意です。
思考は、足らない。気になるもの。不満なもの。を変えようとします。
だから既にある物に目を向けられなくなるのです。
足りないものを探すのが思考なのです。
そして思考でストーリー(物語)を作っていくと段々としんどくなります。
9つ手に入れていたとしても、ひとつ足りないと、それを追いかける。
10手に入れていても、10を守ろうとする。
そのゲームに勝ち目はありません。
ですから、思考の働きを理解し、
思考の存在を意識いた上で、思考に不用意に支配されないことです。
思考がささやいてきたり、ストーリーがでてきたなと気づいた時には、ただ観てみるということです。
そうすると思考は大人しくなってきます。
そして、
そのままの自分にOKしていき、十分足りているということを知る。
そうすると、自然とプラス思考になり、
今この瞬間にある幸せを感じていくことができてきます。
もう一つは、自分の軸を、取り戻し太くしていくということです。
軸とは本来のあるがままに戻るという軸と、世間の常識では無く、宇宙の摂理で生きていくという軸です。
幸せを感じ、二つの軸を太くしていくと、神様から応援された状態になり、自然と使命に行き着きます。
(※注)引き寄せの法則とは、今の心の状態が、未来へとそのまま反映されていくということです。
巷で流行っている、見せかけ上の引き寄せの法則を使って「成功しよう。」「幸せになろう。」とやっていても、
法則は自然に働きますから、成功や幸せを引き寄せることはできません。
幸せになりたいという願望は、今の心の状態が幸せでないという事を表しているので、ずっと幸せでは無い、
足らないという状態が続くのです。
心の状態として、今幸せだなと感じていれば、未来により幸せな状態を引き寄せてくることができます。
思考の気づき方や自分の軸の作り方の詳細は講座内でもお伝えしていきます。
次回「優しい悟りにいたるための問い気づき講座」は、
7/24(月)江ノ島です。ご縁ある方、お待ちしています。
https://www.jibunnoshinwa.com/?page_id=5331
それでは今日はこのへんで
お読みくださってありがとうございます。
冨永ひろし
株式会社パーソナルクレド舎の主催している
その他の講座はこちらをどうぞ。
https://www.jibunnoshinwa.com/?page_id=2302
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